今日の携帯ミーティング

今日、練習を中止とし携帯電話使用について、ミーティングをしました。

使い方次第で、人を活かすも、人を骨抜きにもしてしまうスマートフォン。

親は子供に対して、ゲームをやったり、LINEをやったりする為に買い与えた訳ではないと思います。

当然、電話以外にサッカーの動画みたり、辞書の様に調べる事に使ったりと有効に使って欲しいと願い買い与えたのではないでしょうか。

今日、サッカーする現場にゲームは必要ないと説明し、すぐに削除して謝ってくる子や、なぜゲームを削除しなければいけないと愚痴や怒る子もいます。

生活全てを規制するつもりはありません。

ゲームはやるのは自由。

ただし、クラブ活動以外のところでは。

サッカーの向上の為に来ているのだから、行き帰りは仲間と学校の悩みや、サッカーなど話をするべきです。

当たり前の事だと思いますが、子供達には息抜きを奪われ、怒りを感じ、正に中毒者となっている状態です。

ただ、これは決して子供達だけのせいではないと危機を感じます。

クオリティが高く、大人がハマるくらい楽しいゲームが無料で入手できる時代。

アルコールや、タバコ、ギャンブル、ドラッグにハマる大人と同じく、子供達はアプリ(ゲーム)中毒に陥っています。

アルコール中毒、ニコチン中毒、ドラッグ中毒などちゃんとリハビリがありますが、ゲームなどのアプリ中毒には適切なリハビリがありません。

しかし、実際アプリやSNSによりイジメ、自殺や殺人、うつ病など命に関わるニュースが飛び交っています。

これは子供達の責任だけではなく、これらを創り出し、規制もなく無制限に利用できてしまう大人の責任でもあるかと思います。

才能ある子がサッカーに集中できれば、この3年間で目まぐるしい成長を遂げます。

でも、勉強やサッカーは苦しいものと考え、楽しいゲームで集中力を使ってしまえば、今日得た知識・経験などが全て流されてしまい、翌日にはまた同じ事で失敗して怒られる。

正に負のスパイラルに陥ります。

大人のプロ集団が、ハマる様に作ってあるアプリだから、子供は自制できないのは当然だと思いますが、ゲームやSNSで繋がった友達よりも、今こうしてサッカーで繋がっている友達の方が一番大切です。

ゲームは今やっても将来何も残らない。

むしろ10年経てば更に面白くなっているから、その時課金して本気でやればいい。

でも、サッカーや勉強は、今やれば将来自分の財産として残ります。

実際、辞めさせるのは非常に難しい問題です。

保護者の協力も必要なので、ご協力頂けたらと思います。

再び、子供達が携帯のゲーム・アプリより、サッカーの事を考えて、サッカーする事が楽しいと思えるようになって欲しいと願います。