ブドウの話・ジュノーFC

ブドウの話・ジュノーFC

数年前にバルセロナの近くにある、ワイン農園に訪れた事があります。

そこは、乾燥して荒れ果てた広大な土地に、色々な品種のブドウ畑が広がっていました。

ブドウ畑は整地されて、もっと緑があるとイメージしていました。

しかし、実際目にしたものはコブシ大の石と雑草、乾燥した土にブドウの樹木が植えているだけでした。

それでも、樹齢70年以上のブドウ樹木は、地中に張る根は10m近くになり、いかなる天候にも左右されなくなり、毎年濃厚で一定した品質の実がなるのだとか。

農園のオヤジいわく、若い樹木は人間と同じく勢いがあり、枝葉を伸ばし、たくさんの実をつけようとします。
当然、樹木が 地中から吸い上げるミネラルを豊富に含む水分は同じ量なので、「実」の数が 多ければ、それだけ 薄い味わいの果実、になってしまいます。
しかし、樹齢が70年以上になると結実する数も減ってきますから、凝縮した果実になるのだとか。

つまり実が多くなる事は、決して良いことばかりとは限らないのです。

スペインのクラブは選手の定員が大体18-25名と決められています。

それは、選手一人ひとりにしっかり目が行き届く指導ができるようにと。

コーチ1人が注意して見れる人数には限界があります。

また、指導者は子供達にとっての養分であり、その量は限られています。

当クラブは、サッカーを本気でジュノーでやりたい選手25名までを受け入れ、一人ひとりに栄養が行き渡るように大切に育てていきます。

スクールも定員制なので、サッカーだけではなく、色々な経験をしながら、人間力も育んでいくそんなクラブでありたいです。^_^